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マインドマップとは?書き方や活用するメリット、おすすめの無料ツールなどを解説


マインドマップは、アイデアや思考を広げたり複雑な事柄を整理して理解したりするときに役立つツール。


そのメリットは有名ですが、具体的な書き方や、おすすめの無料ツールについてはよく知らない方もいるかもしれません。


そこで本記事では、マインドマップの書き方やメリット・デメリット、おすすめの無料ツール「Lark」などについて解説します。

>>「Lark」のマインドマップツールついて知る



マインドマップとは


「マインドマップ(mind map)」とは、イギリスの教育者トニー・ブザン氏が提唱した思考方法のひとつで、中心となるテーマから関連する言葉やイメージをつないでいった放射状の図のこと。


頭の中で考えていることを、放射状につないでいくことで、アイデアや思考を広げたり複雑な事柄を整理して理解したりすることができます。このマインドマップは、学生から社会人まで、さまざまな分野で活用されています。


ウェビングマップとの違い


マインドマップと混同されやすいフレームワークとして、「ウェビングマップ」があります。


この2つは似たものですが、ウェビングマップには細かいルールが設定されておらず、「簡易的なマインドマップ」と捉えられています。


ウェビングマップも、マインドマップと同様に思考整理のためのフレームワークとして有名です。


ロジックツリーとの違い


ロジックツリーとは、問題をツリー状に分類していき、解決や原因を探るためのフレームワークのこと。


対して、マインドマップはアイデアや思考の広がりや可視化を目的としているため、そもそも根本の目的に違いがあります。


また、ロジックツリーでは細かくルールが決められていますが、マインドマップでは自由に連想できて自由度が高いと言えるでしょう。


フローチャートとの違い


フローチャートとは、業務プロセスやシステム処理の手順など、複雑な事象をわかりやすく整理するために開発された設計図のことです。


次のステップは、常に上から下へ、左から右へ、進んでいき、ステップごとに標準化された記号を使用するといった、いくつかルールがあります。


マインドマップにはこういった記号や書き方のルールがありませんが、その代わりに色やデザインを使用して関連性を強調することができます。


マンダラチャートとの違い


マンダラチャートとは、プロ野球で活躍する大谷翔平選手が書いていたということで有名になった、9×9の合計81マスにキーワードを記入することで、思考整理するフレームワークのこと。


マインドマップとマンダラチャートは、どちらも中央に目標や課題を記入して広げていく点は共通していますが、マンダラチャートは書く順番が決められており、枠を超えて自由に記述できない点に違いがあります。



マインドマップの書き方:3ステップ


続いて、マインドマップの書き方を3ステップに分けて解説します。


  1. テーマとなるキーワードを中央に書く

  2. さらに具体的なキーワードになるように広げていく

  3. アイデアを追加していく



それぞれについて深堀します。


①テーマとなるキーワードを中央に書く


まずは、テーマとなるキーワードを選定し、中央に書くのが基本的なルールです。テーマは簡潔で短いテキストが好ましいとされています。


また、ときには、テーマに関する質問やアイデアを記入してもよいでしょう。たとえば、テーマが「新商品開発」である場合「大変売れてお客様の満足度を上げるためには、どのような新商品を開発する必要があるか」という質問をマインドマップの上部に配置すると、アイデアや思考が広がりやすいかもしれません。


②さらに具体的なキーワードになるように広げていく


そして、中央に書いたテーマから連想されるアイデアを「ブランチ」として拡大させて、さらに具体的なキーワードになるように広げていきます。


とりわけ、テーマと直接つながっているブランチは「メインブランチ」と呼ばれます。メインブランチも、簡潔な言葉でシンプルに書き広げているのが理想的です。


③アイデアを追加していく


中央のテーマ、あるいは、テーマに直接つながるメインブランチだけではなく、メインブランチから放射状に「サブブランチ」としてアイデアを広げていきましょう。


サブブランチとは、それぞれのメインブランチから連想できる言葉を、さらに書き出していくもののこと。


なお、マインドマップの書き方のポイントは、「色を使うこと」です。たとえば、同じカテゴリーになるものは「赤」にして、それに対比するものは「青」にするのもよいでしょう。


また、絵を描くのが得意な方であれば、テキストだけではなくシンプルなイラストを加えるとよいかもしれません。さらに想像力が広がり、柔軟な思考ができることもあるでしょう。



マインドマップを活用するメリット


マインドマップを活用する主なメリットは以下の通りです。


  • アイデアや思考が広がる

  • 複雑なアイデアを整理して理解しやすくする

  • 物事の関係性を整理して共有できる

  • 記憶を強める


それぞれについて詳しく解説します。


アイデアや思考が広がる


まず、マインドマップを活用することで、アイデアや思考が広がりやすくなります。


放射状に枝分かれして言葉をつなげていく作業が「連想」をイメージさせます。この連想は、頭の中で思考を巡らせることになるため、集中することで、アイデアを思い浮かべやすくなるでしょう。


さらに、全体像を俯瞰して見ることで、見落としていた情報やアイデア同士の関係性を特定することができ、それがさらなるアイデアの発見につながります。


複雑なアイデアを整理して理解しやすくする


マインドマップを俯瞰することで複雑なアイデアや事柄を整理して理解しやすくなります。


仕事や学習をしていると、実態を掴めない複雑な問題や課題にぶつかるかもしれません。こういった場合、頭の中でぐるぐる思考を巡らせるだけではなく、マインドマップとして書き出すのがおすすめです。


問題や課題をテーマとして中央に書き、それを細分化するように、放射状に展開していくとよいでしょう。書き出した後に俯瞰して見ると、盲点に気付けるかもしれません。


物事の関係性を整理して共有できる


マインドマップは、物事の関係性を整理して、チームメンバーと共有するのに役立ちます。


たとえば「かわいい商品」という言葉だけでは、人それぞれ「かわいい」または「商品」のイメージが異なるでしょう。


その点、マインドマップで具体化させていくと多くの共通認識を持つことができ、認識のずれを防ぐことができます。


記憶を強める


マインドマップは、短期間で記憶を強めるのにも役立ちます。


たとえば「A」と「B」を関連付けて整理していくため、Aを忘れてもBを思い出しやすくなります。単純な書き写しではなく、マインドマップで関連付けて書き広げていくのもよいでしょう。



マインドマップを活用するデメリットや注意点


続いて、マインドマップを活用するデメリットや注意点について解説します。


ポイントは以下の3つです。


  • 作成に時間がかかる

  • 作成すること自体が目的になりがち

  • 目的が曖昧だと新しいアイデアが出にくい


それぞれについて深堀します。


作成に時間がかかる


マインドマップを作成するのには一定の時間がかかるため、その点がデメリットかもしれません。


しかし、そもそもマインドマップを作成しなければ思いつかなかったアイデアもあるはずですので、トータルで考えると利益があったと言えることも少なくないでしょう。


作成すること自体が目的になりがち


マインドマップでよくある失敗が、作成すること自体が目的になるということ。


たくさんのアイデアを書き出し、いろいろな色を使ったら、達成感があるかもしれませんが、その内容が伴っていないと、結果的に大きな成果は得られません。


たとえば、ひとつひとつの関連性や粒度をそろえるといった工夫が必要です。


目的が曖昧だと新しいアイデアが出にくい


マインドマップは自由度が高く、柔軟に対応できるがゆえ、目的が曖昧だと新しいアイデアが着想しにくいというデメリットがあります。


結果、情報だけが増えて、整理することができずにさらに混乱してしまうこともあるかもしれません。マインドマップの自由度の高さは、ときにはデメリットにもなります。



マインドマップを書くときはツールを使うのがおすすめ


マインドマップは、紙に書くこともできますが、ツールを使うメリットについてもお伝えします。


主なメリットは以下の4つです。


  • 編集や修正が簡単

  • テキストだけではなく画像を挿入したり色を変えられたりする

  • 保存と共有が便利

  • バックアップを取っておくことができる



まず、アイデアの編集や修正が簡単です。たとえば、「A」と「B」のつながりの間に「C」を入れたい場合も容易に対応可能。


そのほか、画像を挿入して具体化させたり、色でカテゴリー分けしたりできるのもメリットのひとつです。


また、紙では難しい、保存や共有にも便利です。ツールによっては、オンラインで共有できるものもあり、遠隔で会議している人とも認識をすり合わせしやすいでしょう。


さらに、バックアップを取ることもできるため、紛失のリスクを下げることができます。このように、ツールを使いこなすことで、マインドマップの作成時間を短縮することもできるでしょう。


ただし、ツールを使うデメリットとして、以下の2つが挙げられます。


  • 電池切れや不安定な通信などで使えないかもしれないという不安がある

  • コストがかかることもある


デバイスが使える環境でないと、マインドマップを書くことはできません。充電や安定的な通信は欠かせないと言えるでしょう。また、マインドマップツールによってはお金をかけないと使えないこともあります。


とはいえ、たとえば「Lark」のマインドマップツールなら、パソコンやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスで利用でき、無料プランでマインドマップを書けるため、上記2つのデメリットを解決できると言えるでしょう。



マインドマップツールは、さまざまあるため、必要な機能や予算を整理したうえで最適なものを選ぶとよいでしょう。



「Lark」のマインドマップとは


前述した「Lark」のマインドマップについて、さらに詳しく解説します。


Larkは、創造性と生産性の向上のため、チャットやビデオ会議、文書の共同編集、メール、ワークフローなどを1つのプラットフォームに統合したツールを提供する会社です。


さまざまな機能を提供していますが、そのなかでも便利だと好評なのが、マインドマップです。際立った特徴は、以下の3つです。


  • 無料で利用できる

  • リアルタイムでの共同編集ができる

  • 最大で1万個のノード(アイデア)を挿入できる


セキュリティ性をさらに高めたい場合は有料プランに加入することをおすすめしますが、まずは無料で操作性を確認するとよいでしょう。


さらに、リアルタイムで共同編集ができるため、共有するのが簡単。最大で1万個のノード(アイデア)を挿入できるため、広く思考を巡らせたい人にもぴったりです。



操作手順


Larkのマインドマップの操作方法は実に簡単です。操作手順は以下の通り。


  1. マインドマップを挿入する

  2. マインドマップを編集する

  3. 背景ボードを調整する

  4. フルスクリーンでマインドマップを表示および編集する



普段ITツールに慣れていない人でも、十分に使いこなせるでしょう。



「Lark」のマインドマップを活用してアイデアを広げよう


今回は、マインドマップについて解説しましたが、一度作成できるか試してみたい方もいるのではないでしょうか。


そんなときに使っていただきたいのが「Lark」のマインドマップツールです。無料で使い始めることができるため、お気軽にお試しください。

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