2024年、キッチン革命の最前線に立つスチームコンベクションオーブンが注目を集めています。この高機能オーブンは、ただのトレンドに留まらず、その普及は拡大傾向にあります。その中でも2024年はスチームコンベクションオーブンの普及の大チャンスとも言えます。
この記事では、スチームコンベクションオーブンがなぜ2024年に普及のチャンスなのかを記載していきます。
本記事はスチームコンベクションオーブンを販売するメーカー、販売店様、スチームコンベクションオーブンを購入したい宿泊業、飲食サービス業、小売業の事業者様に有益な情報となっています。
中小企業省力化投資補助金
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目次
スチームコンベクションオーブンの概要
スチームコンベクションオーブンは、スチームと熱風を賢く組み合わせた最新の調理機器です。加熱モードを自在に切り替えられるので、さまざまな料理に対応できるのが大きな特長です。
調理中に乾熱 (対流) と湿熱 (蒸気) を自動で切り替える機能もあり、様々な調理に対応することができることが特徴です。そのため、スチームコンベクションオーブン一つで野菜やを素早く簡単に蒸すことや、肉や魚をローストすることもできます。
主な機能
スチーム機能:食材の内部まで均一に火を通し、ジューシーに仕上げる
熱風機能:表面を香ばしく焼き上げる
スチーム&熱風同時使用:蒸し焼きやローストなど、多彩な調理が可能
温度・湿度・時間設定:食材や料理に合わせた細かな設定
多数のメニュー調理プログラム内蔵:調理をする具材に合わせた調理方法をカスタマイズできる
導入メリット
1. 調理時間の短縮
スチームと熱風を組み合わせることで、従来のオーブンよりも調理時間を短縮
食材の歩留まり向上
オペレーション効率化
2. 高品質な調理
スチーム機能により、食材の旨味を閉じ込める
熱風機能により、表面を香ばしく焼き上げる
揚げ物のような油を使わない調理も可能
ヘルシーなメニュー提供
3. 省力化・人件費削減
一度に大量調理が可能
自動調理機能搭載機種もあり、操作が簡単
人手不足解消
4. 厨房環境の改善
油煙や臭いが少なく、厨房環境が清潔
庫内温度が低く、作業環境が快適
5. メニューの幅広
蒸し、焼き、揚げ、煮込みなど、様々な調理方法に対応
多様なメニュー提供
顧客満足度向上
製品種類
小型
価格帯: 30万円~100万円
主な用途: 少量調理、惣菜店、ベーカリー、個人事業主
代表的な製品: サンヨー SCP-300、マルゼン MBCO-2M
中型
価格帯: 100万円~300万円
主な用途: レストラン、カフェ、居酒屋、ホテル、病院
代表的な製品: ホシザキ MIC-5TB3-L、Rational SCC 61E
大型
価格帯: 300万円~1,000万円以上
主な用途: ホテル、宴会場、結婚式場、工場、大規模厨房
代表的な製品: Unox XF 1093 E、MKN SpaceCombi Plus XS
スチームコンベクションオーブンの市場規模予測
スチームオーブンは、蒸気を使用して食品を調理するオーブであり、その機能性の高さから電子レンジやグリルやコンロ等に従来の調理器具である置き換わる製品として注目されています。
比較的新しい製品分野のため日本国内における明確な市場調査の数値は出ていませんが、その反面新しく革新的な技術製品として市場規模の拡大は大いに期待が持てる製品です。
表は、世界市場規模の数値とその見込ですが、年々急成長で拡大傾向あることが分かります。
2024年、スチームコンベクションオーブン販売拡大の転換期到来
中小企業省力化投資補助金(中小企業省力化投資補助事業)という名称のこの補助金は人手不足に悩む事業者を対象に制定されています。
スチームコンベクションオーブンにおいては宿泊業、飲食サービス業、小売業と広い範囲の事業者を対象に購入費用と導入経費(設置作業、運搬費、動作確認費用、マスタ設定等の導入設定費用など)が補助対象経費として認められています。補助額と補助率は以下の表のとおりで、販売単価をそのままで購入費用を約50%補助される内容となっています。よって販売する側にとっては大きなビジネスチャンスとなります。
補助金活用のメリット
導入費用の負担軽減
最新機種の導入促進
導入後のランニングコスト削減
競争力強化
従業員数 | 補助率 | 補助上限額 (事業者が大幅な賃上げを行う場合) |
5人以下 | 1/2以下 | 200万円 (300万円) |
6~20人以下 | 1/2以下 | 500万円以下 (750万円) |
21人以上 | 1/2以下 | 1,000万円以下 (1,500万円) |
中小企業省力化投資補助金を活用する方法
販売店(メーカー含む)が中小企業省力化投資補助金を活用するにはこの補助金のルールを理解した上で正しい手順で活用を進めていきます。以下にその概要と詳細の記載と関連記事情報を添付します。
IT導入補助金をご存じの販売店であれば、IT導入補助金の流れを類似しているとお考えください。
中小企業省力化投資補助金の流れ
中小企業省力化投資補助金の流れは以下の通りです。
STEP1 製品審査申請を行う(製造事業者登録申請・省力化製品登録申請)
販売店は指定された工業会に対して製品審査申請を行う。
(必要書類など詳細情報は下記関連記事2をご参考ください。)
指定された工業会 | 一般社団法人日本厨房工業会 |
工業会mail | |
工業会電話番号 | 03-5244ー4834 |
STEP2 省力化製品及び製造事業者として承認される
申請された書類は工業会→補助金事務局→有識者委員会→中小企業庁という順に承認がされていきます。その後、工業会から証明書が発行されて正式に製造事業者としての登録申請が可能になります。
STEP3 省力化製品のカタログ登録を行う(カタログ登録申請)
製造事業者として登録が完了した後は、補助金事務局が用意するカタログに製品を登録する。
STEP4 製品がホームページで公開される
カタログ登録された製品が正式に公開される。
STEP5 購入希望の事業者と共同で補助金を申請する
カタログを見た購入希望の事業者が販売店に問い合わせを行い、事業者と販売店が共同で補助金を申請する。
補助金の活用支援
以上から補助金の活用はスチームコンベクションオーブン分野において大きな販売機会だと言えます。
補助金全般の特性として初めに申請された事業者が有利という特性があります。補助金事務局側も新しい補助金の基準となる事例を見つけたい、補助金の予算が豊富という要素があるからです。
今回、新たに制定された中小企業省力化投資補助金はスチームコンベクションオーブンがピンポイントに対象経費に含まれています。中小企業省力化投資補助金では今後、スチームコンベクションオーブンのような製品カテゴリーが300登録され、各カテゴリーごとに100種類の製品が登録される見込みとなっています。その製品カテゴリーの中でも自動精算機においては初めの9カテゴリーに選定されていることを踏まえると日本経済にとって重要な製品である国からも認められているということです。
当社では販売店様の支援を開始しています。
類似スキームのIT導入補助金においても各販売店様の書類作成の実績を数百件あり、事業再構築補助金、ものづくり補助金といった難易度が高い補助金を年間170件以上支援している実績もあります。
そのため、補助金を活用したい事業者様、販売店様の双方のアプローチが可能です。
さらに中小企業省力化投資補助金においては関連グループ企業を通じて当社でも製品登録を進めているところです。
この記事をご参照された販売店様で中小企業省力化投資補助金を活用してスチームコンベクションオーブンの市場拡大を狙いたいというご要望がございましたら当社までお声掛けください。
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